スギ花粉

花粉症を引き起こす植物について

花粉症を引き起こす植物はスギが有名ですが建築や露天風呂に使われる木材として一般的なヒノキや米を作るためのイネも花粉症を引き起こす原因となっています。
他にもシラカバやブタクサなど多岐にわたり花粉の飛散時期が異なることから一つだけではなく複数の植物の花粉症になる方も少なくはありません。

ヒノキの花粉はハンノキ属に分類され関東の飛散時期は1月から5月末までとなっていますが、東北のケースでは6月中旬ほどまで飛散しています。
シラカバのよる花粉症は東北や北海道に多く他の地域では花粉の飛散は見受けられない植物となっています。
一方イネ科による花粉症は全国的であり関東の場合では1月を除いて量に差があるものの花粉が飛んでいるという状態です。

キク科の植物であるブタクサは8月から11月ほどまで飛散しています。
ハーブティーとして人気のカモミールもキク科の植物となっていますのでブタクサやキク科植物にアレルギーがある方は控えたほうがよいでしょう。
エキナセアやカレンデュラも同じくキク科の植物なので注意が必要です。

シラカバの花粉症の人は果物を食べると口の中がかゆくなる口腔アレルギー症候群が現れることもあります。
果物のタンパク質とカバノキ科の花粉のタンパク質が似ていることから果物にもアレルギー反応が出てしまうことがあります。
ジュースなどの加工品ではアレルギーが現れにくいとされていますが個人差があるため注意は怠らないようにしましょう。

その他の植物としてはイチョウやケヤキ、オリーブなども花粉症の原因になります。
職業でイチゴやリンゴ、バラを栽培している場合にはこれらの花粉によるアレルギーが職業病になっています。

花粉症の原因となる植物は地域性がありスギがほとんど存在していない北海道や沖縄ではスギによる花粉症はほとんどいません。
日本の花粉症は南北に細長い地形を持っているため気候の違いがあり、地域によって飛散時期が異なるという特徴があります。
自分が住んでいる場所の状況を知っておけば予防もしやすくなるのでおすすめです。

日本に多い花粉はスギやヒノキ

アレルギー反応はアレルギーをもつアレルゲンによって引き起こされますが、花粉症の場合はこのアレルゲンが花粉によるものという特徴があります。
スギ花粉症は日本全国どこでも患者がいる花粉症のため国民病となっています。
スギ花粉症の多くはヒノキの花粉症も併発していることもあり、長い場合でスギ花粉が飛ぶ2月ごろからヒノキ花粉が終わる7月上旬ごろまでアレルギーがでます。

スギやヒノキの花粉症は日本人にしかいないと言われるほどで、戦後の木材需要が急増したことから国をあげてスギやヒノキの植林対策が進められたことによって花粉の飛散する量が増えたことで花粉症を発症する人が増えました。
日本人以外ではアジアの一部に多く、世界的にはアメリカのブタクサ花粉症やヨーロッパのイネ科花粉症が有名です。

都市化が進んだ近現代の日本ではアスファルトやコンクリートなどが増えたことで花粉が分解されにく環境になっており、地面におちた花粉が風邪によって再度舞い上がるという状態がおきています。
アレルギー反応が増幅される原因には光化学スモッグなどに長期間さらされることも問題視されており、日本の都市化によってスギやヒノキによる花粉症が広まったとも考えられています。

日本の治療としては対症療法が一般的でエリックス点眼液0.25%や漢方薬などが使われています。
病院での処方の他に抗アレルギーと抗炎症作用があるグリチルリチン酸ニカリウムが0.25%入った目薬などは薬局などで手に入れることができます。

対症療法の他にはアレルゲン免疫療法やレーザーで鼻の粘膜を焼く方法があります。
マスクやゴーグルを使用することで花粉に直接触れないようにしたり空気清浄機を使用するような対策も行われていますが医学的治療と併用することが多いです。